塩の形が沢山あるのはたくさんの理由があります。輸送が簡単だからその形、加工がかんたんだからその形など。中でも形がいろいろある一番の理由は「味」のためです。実は同じ成分の塩でも形が少し変わっただけで受ける印象が全然変わってきます。
たとえばパウダーの形の塩は小さいため僅かな水分でも吸着するので素材の表面に着きやすく更に溶けやすいため塩味を早く味わう時に有効ですが、水分が多いと水分と一緒に流れ落ちやすく調理の最中に塩味が薄くなってしまいます。
逆に粒の大きい塩は口の中でも一気に解けだす事が無いため塩味は少ないですが長い時間持続します。後味に塩味を感じたいときに有効なのと、同じ大きさの粒状で近い比重の調味料、たとえば黒ゴマと混ぜた際に上手く混ざり合う事ができるという特性があります。
このように同じ塩の単なる「形」の違いでも受ける印象が変わり、料理上手な人ならこのわずかな違いを活かして料理をより美味しくしているのです。そう、塩マスターに近づくには沢山ある塩の形を知ることから!
パウダー
細かい粉末状の塩。さらさらしているので溶けやすい。
正六面体(サイコロ状)
塩の結晶の標準的な形。水の中で、上下、左右、前後とも均等に成長した形。
柱状・針状
結晶が成長する際、一方向に偏って成長すると、細長い結晶になることがある。
顆粒
湿気にくいように、粉末の塩を顆粒状に加工したもの。
樹枝状
結晶が成長する時の条件によっては、杉の木の枝に似た樹枝状になることも。
焼塩
塩を250~700℃で焼いた加工塩。サラサラで固まりにくいのが特長。
トレミー
塩水の表面に浮かんできた結晶が、少しずつ沈みながら成長。逆ピラミッド形に。
フレーク
一般的に「荒塩、粗塩」と呼ばれる加工塩に多い。平釜焚きで作られる平板状の結晶で、軽くて溶けやすい。
シーズニング
塩をメインとした調味料で様々な調味料と混ぜたもの。ハーブ、スパイスなどとブレンドしたものが多い。
ドライ
塩をメインとした調味料で様々な調味料と混ぜたもの。ハーブ、スパイスなどとブレンドしたものが多い。
ウェット
しっとりとした感じの、水分を含んだ塩。天日塩や岩塩に多い。
大粒
10mm以上の結晶の塩。造粒塩。